Story 01
黄銅を自在に料理するひと
黄銅加工職人/原田和彰さん入社7年目の原田さんは、黄銅加工を美しく仕上げることへのこだわりが人一倍強い職人。
そのストイックさで、周囲からも一目置かれています。
今回のパートナー紹介は、オンダパーツの母体である岐阜県山県市の配管資材メーカー「オンダ製作所」。
配管資材生産が盛んな地域で、オンダ製作所もそのひとつです。
黄銅から加工していく工程の中で、特に強いこだわりを感じたのは、一番最初の工程である「黄銅棒」の製作。黄銅原料を酸洗から抽伸、矯正、焼鈍までを経て、決められた径・長さの素棒に仕上げていく作業です。
「はじめは先輩から教わるのですが、決められたやり方そのままではうまくいかないことも多々。黄銅原料はもともと個体差があるし、気候によって調整することが欠かせないのです。黄銅棒の制作は一番最初の作業にして、完成時の仕上がりを左右する大切な工程といってもいいかもしれません」と原田さん。
毎日、黄銅と向き合う原田さんからお話を伺い、その仕事ぶりを拝見することで、黄銅への深い思い入れや丁寧な仕事ぶりを感じ取ることができました。